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[PS3] ICO(HDリマスター版) [レビュー]




今回レビューするのはPS3の「ICO」です。

2001年にPS2で発売されたICOは、その独特なゲームシステムが国内外から評価され、ゲーム界に大きな衝撃を与えました。

特に海外からの評価が高いICOは、リメイクを期待する声も多く、ついに10年の時を経て、PS3でHDリマスター版として復活を果たしました。

HDリマスター版ということで、画質は向上しましたが、ゲーム内容自体は基本的にはPS2版と同じ。

しかしながらオリジナルから10年経っているとは思えないほど、面白さはまったく色あせないICO。

それは、この作品が非常に丁寧に作られているからに他なりません。

良い作品は色あせない。それを教えてくれる良作です。



ICOってどんなゲーム?
ICOのゲームジャンルは「アクションアドベンチャー」と記載されている。

しかし、ICOを正確に一言で表現するとすれば「迷宮脱出アクション」としたい。

ICOを語るとき、真っ先にゲームシステムに触れたくなるが、まずは密閉された迷宮を脱出するゲームだということが前提だ。


主人公のICOは、孤島の迷宮に生贄としてささげられてしまう。

偶然にも逃げ出すことができたICOは途中で不思議な少女と出会う。

ICOは自分と同じような境遇の少女とともに迷宮を脱出することを心に決める。

脱出を阻む迷宮の仕掛け、そして正体不明の敵。

頭と体をフルに使いながらゴールを目指して行く。

そう、ICOは脱出ゲームなのだ。


謎解きの面白さ
ICOは脱出ゲームだと紹介したが、迷宮にはさまざまな仕掛けがあり、一筋縄では突破できない。

迷宮の仕掛けを一つ一つ攻略していくのもICOの醍醐味の一つだ。

アイテムを使って地形に変化を与えたり、パズルのようにスイッチを押してゴンドラを作動させたり。

時には燃やしたり爆発させたりすることで、迷宮にさまざまな変化が生じる。

そのままでは次の部屋にさえいけない。

いかにして変化を与えて通れるようにするか。

あれこれと試行錯誤するプレイヤー。

こうでもない、ああでもないと悩みながら、やがて訪れる「もしかして?」。

「もしかして?」は次第に確信となりドキドキがとまらない。

そして訪れる次のエリアへの突破口。

まるでゼルダの伝説の謎解きのように、心に熱い達成感がこみ上げてくるのだ。

この瞬間こそ、ICOの面白さを最大限に感じられる場面だろう。


YouTube [心に残る名作「ICO」のプレイムービーを掲載]



「この人の手を離さない。僕の魂ごと離してしまう気がするから」
ただの迷宮脱出ゲームであれば他にも数多くあるが、ICOの特徴はなんといっても同行する少女の存在だ。

主人公ICOの身体能力は非常に高く、ジャンプしたりよじ登ったり重いものを運んだりと色々な動作が可能。

一方で少女は高い段差を上るのにもICOの手を借りなければならないほど動けない。

その二人が共に脱出しないといけないというのが、ICOの最大のキーとなっている。

ICO一人では難なく突破できる地形も、少女では突破できない。

ならばICOが先行して仕掛けを解き、少女が通れるように工夫する、といった具合だ。

つまりICOというゲームは、ICOが脱出するというよりも、少女が脱出できるようにICOが仕掛けを解く、というシステムになっている。


また、場面ごとに登場する敵キャラは少女を連れ去ろうと攻撃をしかけてくる。

少女が完全に敵に連れ去られてしまうとゲームオーバーになるため、ICOは武器を片手に敵を撃退する。

敵を倒しても経験地やお金は手に入らない。

残るのは少女を守ることができたという安堵感。

けれども、それは迷宮脱出の本質とつながり、一つの感情をプレイヤーに与えてくる。

少女を守りたいと。

実はこれはすごいことで、主人公のICOのゲームの中での感情である「この手を話さない」と、プレイヤーの「少女を守りたい」という気持ちが次第にリンクしてくるのだ。

これが何につながるかというと、そう、ゲームクリアのときの達成感につながる。

ICOをプレイした後に残る非常に心地よい満足感はこんな巧みな感情移入の手法によるものなのかもしれない。


YouTube [PS3 ICO CM 手篇]



ICOは見学者受けがいい
ゲームの本質とはあまり関係ないがICOは見学者の受けがいいゲームだと思う。

アクションゲームなので、ゲームが苦手な人がプレイするには敷居が高いが、女性や小さい子供など周りで見ている人も楽しめるのだ。

迷宮の謎を一緒に考え、敵に襲われたときは一緒にハラハラする。

そして新しいエリアに到達できたときの感動を共有するのだ。

そんな楽しみ方ができる良いゲームだと思った。


MYSTで得た感動を再び
私は脱出ゲームというジャンルでは今でも「MYST」にかなうゲームはないと思っている。

ヒントの少ない世界で自分の想像力とメモだけを頼りに、少しずつ謎を解いていく世界に陶酔した。

そしてICOでも似たような感情を抱いた。

もちろん似て非なるゲームだが、謎を解いたときの感動や、ここから脱出するぞという覚悟は同じく胸を熱くさせてくれた。

何よりも「MYST」にはなかった主人公への感情移入という部分では、非常に満足できるものだったと思う。

高いところから少女を引っ張りあげるとき、連れ去られていく少女を必死に追っかけているとき、温かい気持ちがこみ上げてくることだろう。


逃げるということは明日をつかむということ、「ICO(HDリマスター版)」。
とても優しい気持ちになれるゲームです。



タイトル:ICO(HDリマスター版)
ハード:PS2、PS3
ジャンル:アクションアドベンチャーゲーム
開発元:ソニー・コンピュータエンタテインメント
発売元:ソニー・コンピュータエンタテインメント
発売日:2001年12月6日(PS2)
発売日:2011年9月22日(PS3)
ホームページ:http://www.jp.playstation.com/scej/title/ico/

  

*こんな人にオススメ*
○脱出系ゲームが大好き
○MYSTが好きだった
○頭を使うゲームをやってみたい
○よく分からないが少女と手をつなぎたい
○女性受けがいいゲームを探している



この記事へのコメント

- Wildcat - 2012年08月26日 23:04:25

こんばんは!
この作品は本当に独創的で記憶に残るゲームでした。
私は小説を読んで興味が出たからゲームを遊んだクチです。
少女と手を繋いでいる時はコントローラが振動して、少女の心拍数?が感じられて面白かったですね。
音楽は全然流れないけどエンディングは良い曲でした(´∀`)

- ペケペケ - 2012年08月26日 23:35:16

Wildcatさん
コメントありがとうございます。やっとこさICOのレビューを書くことができました。

これでやっとWildcatさんのレビューを読み返すことができます(笑)
少女との脱出にやさしい気持ちを覚えた点が共通していてうれしかったです。

私のレビューでは少女もまた脱出のキーになるという大切な部分を書き忘れしまいました(^_^;)

二人が協力するというのがキーワードなので、忘れちゃいけないポイントでしたね。

落ち着いたら加筆したいと思いマス。

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