スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

[PS3] キャサリン [レビュー]




女を理解しようと努めることは、愚かである。

女を理解する気がないことを女に見せるのは、その次に愚かである。

                    ―ペケペケ



今回は2011年にPS3とXbox 360から発売された「キャサリン」をレビューしていきます。

日本ゲーム大賞2011・年間作品部門・優秀賞を受賞し、その独特な雰囲気と高いゲーム性で多くのファンを獲得しました。


キャサリンのゲームジャンルを一言で表すと、「パズルアドベンチャー」。

ドラマパートによるアドベンチャー、パズルパートによるアクションは一見相いれない関係のようにも思えますが、このキャサリンにとってはどちらも必要不可欠なパートになっているのです。



キャサリンの流れ
キャサリンのゲーム進行は基本的に以下のとおり。

  ドラマパート
   ↓
  パズルパート
   ↓
  ドラマパート
   ↓
  パズルパート
   ・
   ・
   ・

アドベンチャー方式のドラマパート(ムービー含む)とパズルパートを交互に行い、全9日間を過ごしていこう。


主人公ヴィンセントが、長年付き合っている彼女、キャサリン。
彼女との結婚に踏ん切りがつかないまま、ヴィンセントは謎の美少女と一夜の過ちを犯してしまう。

その少女の名前は、なんと同じキャサリン。

二人のキャサリンに挟まれ、堅実に生きるか、奔放に生きるか迷うヴィンセント。
果てして彼が出す真実の自由とは?


ドラマパート
ドラマパートは、彼女や親友、出会った人々と会話を楽しむパート。

一般的なアドベンチャーとは違い、動き回れるのはいきつけのバーのみ。

けれども、このバーでの人々との会話が、キャサリンの根幹部分の一つだ。


バーでは時間が流れており、会話やお酒を飲むたびに時間が進行する。

時間が経てば帰ってしまう客もおり、誰と会話を楽しむのか、自分の思うままに動いてみよう。

会話中、ヴィンセントは返答を求められる場面があり、今の気持ちを2択で答える。

そして、選んだ答えによって結末が変化していく。


ただ会話をするだけかと思いきや、いやはやこのバーでの時間、心からホッとする楽しい一時。

彼女からのメールに返信をするのもよし、無視して親友と飲み明かすのもよし、実際のバーの雰囲気をよく再現している。

自由に動けるのはこのバーでの時間だけだが、過酷なパズルパートをクリアした後は、必ずここに戻るという決められた安堵感は心地よいものである。


YouTube [『キャサリン』プロモーションムービー]



パズルパート
キャサリンを構成するもう一つの根幹部分。

キャサリンをはじめてしばらくすると、ドラマパートが面白く感じ、早く次の夜に行きたくなることだろう。

そして、それを阻むパズルパートにやきもきする。


と、いうのもこのパズルパートは非常に難易度が高いのだ。

パズルの目的は、たくさんの四角いブロックで構成された崖を、ブロックを押したり引いたりして足場を作り、頂上まで登りきること。

時間とともに足場は少しずつ崩れて行き、落下したらヴィンセントは死んでしまう。

闇雲に足場を動かしても、行き詰ることが多く、頭を使いながら、そしてすばやく崖を駆け上がるのだ。


最初は特に難しく感じ、ステージによっては数十分トライしても、クリアできないことがあるかもしれない。

けれども多くのキャサリンファンは知っている。
キャサリンは、このパズルに始まり、このパズルに終わることを。


ゲームの操作とは別にキャサリンのパズルには様々な「技」が隠れている。

一見進めないような場面でも上手にブロックを動かすことで進める、そんな「技」が徐々にプレイヤー本人に染み付いてくるのだ。


当初数十分かかってもクリアできなかったステージが、次にやったら1発でクリアできる。

それは主人公ヴィンセントが成長しているのではなく、プレイヤーである自分自身が成長しているのだ。

この感覚を覚えてしまうとやみつきになること間違いなし。

「風来のシレンシリーズ」と同じように、プレイヤーが成長できることを実感できるよいゲームバランスだと思う。


YouTube [『キャサリン』名人ゴトウの本気でトライあるた~♪]



なぜパズルパートが必要なのか
キャサリンは人間模様のドラマを楽しむゲームである。

駆け引き、迷い、戸惑い、上昇、落下、競争に裏切り。

そんな人生の淡い場面場面が随所にうまく表現されているのがキャサリンのドラマパートだ。


そして、パズルパートもまた同じ。

駆け引き、迷い、戸惑い、上昇、落下、競争に裏切り。

階段を駆け上るための葛藤の一つ一つが恋愛や人生で味わうそれと同じものなのだ。


「なぜキャサリンにパズルを導入した?」のではない。

キャサリンは人生の階段を登ることを擬似体感できるゲームで、それを最大限に表現できるのが、ドラマパートとパズルパートだったのだ。


違う価値観を認知するということ
キャサリンは、パズルパートにさえなれればとてもサクサクとストーリーを進めることができる。

1周で終えてしまうのではなく、2周、3周と周回することで、新しい価値観が生まれてくる。

「このように聞かれたら普通はこう返すよな」と思わずに、本当に答えたいことをゲームの世界だからこそぶつけることができる。

殻の自分を脱却して本当の気持ちに気づいたときに、いろんな価値観を認めることができるようになるだろう。

そんな大人の楽しみ方があるゲームだ。


大人の楽しみ方
キャサリンは、大人の独身男性にこそ勧めたいゲームだ。

恋人の有無に限らず、孤独や優しさ、悩みや葛藤を多少持っている人こそやるべきだと思う。

主人公ヴィンセントも同じ感情を持ち、ゲーム内で素直に表現している。
きっと共感できる部分があることだろう。

また、自分の人生設計にすでに覚悟を決めている方には、その覚悟が揺らぐことのないように祈りたい。


ペルソナチームからの挑戦状
後にも先にも、キャサリンのようなゲームにはなかなかお目にかかれないと思う。

今回、便宜的にジャンルを「パズル&アクションアドベンチャー」としたが、キャサリンはキャサリンというジャンルに属されるべきだ。

「ペルソナ3」や「ペルソナ4」と、今までのRPGとは多少毛色の違う作品を提供し、そしてユーザーの心をつかんできたペルソナチーム。

その革命児がペルソナの毛色を組み込みつつ「こんなゲームもあるんだけど、どう?やってみる?」と上から目線で投げつけてくる。

でも、悔しいけど面白い。


今まで多少の人生経験をしてきた世界中の男性に届けたい、「キャサリン」。
独身時代のうちに是非プレイしてください。



タイトル:キャサリン
ハード:PS3、Xbox 360
ジャンル:パズル&アクションアドベンチャー
開発元:ATLUSペルソナチーム
発売元:アトラス
発売日:2011年2月17日
ホームページ:http://cathy.atlus.co.jp/

  
  

*こんな人にオススメ*
○ドラマアドベンチャーゲームが大好き
○パズルも問題ない
○ペルソナシリーズが大好き
○男女の仲について哲学を持っている方
○雰囲気の良いゲームをやってみたい方
○何回死んでもトライできるM属性の方
○風来のシレンが好きな方
×結婚を直前に控えている方
×過激な内容に弱い方
×14歳未満の方(CEROレーディングC:15才以上対象)



この記事へのコメント

トラックバック

URL :

楽天フィギュアランキング
Amazon人気商品
スポンサード リンク
カテゴリ
最新レビュー
最新コメント
  • [サントラ] 【イーカプコン限定】ロックカン サウンドE缶(ロックマン25周年記念) [レビュー]
    ペケペケ(06/03)
  • [サントラ] 【イーカプコン限定】ロックカン サウンドE缶(ロックマン25周年記念) [レビュー]
    すしまる(06/02)
  • [サントラ] 【イーカプコン限定】ロックカン サウンドE缶(ロックマン25周年記念) [レビュー]
    多田之屑(06/01)
  • リンクについて
    ペケペケ(05/31)
月別アーカイブ
朧村正応援バナー
Wii『朧村正』応援バナー 百姫
ペケペケゲームレビュー・阿は朧村正を応援しています!

  • 朧村正のレビューはこちら
  • 朧村正音楽集のレビューはこちら
  • 百姫フィギュアのレビューはこちら
  • 朧村正記事一覧はこちら

 
リンク
管理人:ペケペケ

RSSリンクの表示
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。