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[Wii] 428 ~封鎖された渋谷で~ [レビュー]




※428にちなんで文中に緑文字でTIP(ちょっとした情報)を入れました。マウスを重ねると説明がでます。

こんにちは、ペケペケです。

今回のレビューは「428 ~封鎖された渋谷で~」。

2008年にWiiで発売され、その後PS3とPSPに移植されたサウンドノベルです。


日本ゲーム大賞2008フューチャー部門受賞、週刊ファミ通新作クロスゲームレビュー40点満点(プラチナ殿堂入り)という快挙を成し遂げた最高峰のゲームです。

今までサウンドノベルシリーズはやったことがなかった方にもオススメの428。

その魅力を紐解いていきましょう。



サスペンス映画のようなシナリオ

渋谷署管轄内でひとつの誘拐事件が発生。
しかし、それは大事件のひとつの予兆に過ぎなかった。
プレイヤーは無関係に思える人々の運命を選択していき、危機的状況に陥った渋谷を守るために戦う。


428のシナリオはとにかくサスペンス仕立てである。
映画の起承転結のように、導入・伏線があり、やがて事件が発生。

主人公や登場人物との人間関係や、意外な事実が明らかになっていき、物語はクライマックスを迎える。
このシナリオのメリハリ、盛り上げ方は非常に興奮するものがある。


「かまちたちの夜」のシナリオの見所は「犯人は誰か」「動機は何か」になるだろう。

そして「街 ~運命の交差点~」のシナリオの見所は「各主人公が最後にどうなってしまうのか」だと思う。

一方で428のシナリオの見所は「渋谷がどうなるか」である。

この視点の違いが分かってくるとシナリオへの没頭具合が変わってくるのではないだろうか。


目的を明確化させたサウンドノベル
この428はチュンソフトにしては珍しい「目的を明確化したサウンドノベル」になっている。

従来のサウンドノベルは小説とゲームとの融合をキャッチフレーズとしていて、良くも悪くもゲームとは一線を画すところがあった。

小説が持つ「このお話はどうなるのか」をとことん追求したのが「街 ~運命の交差点~」であるし、推理小説の世界に「自分の推理で結末が変わったら」を導入したのが「かまいたちの夜」であった。

ゲームというよりはシナリオや文章表現を楽しむものであって、ゴールはあってもなくても良かったのだろう。


428のシナリオは最初から「渋谷の危機を救う」という目的がはっきりしているため、プレイヤーが目指すゴールがぶれない。

プレイヤーにゴールが生まれるということは、小説のような臨み方ではなく、よりゲームをしているという感覚になる。

このあたりがライトユーザーにも評価された要因かも知れない。


映画ではできなかったことを表現
「かまいたちの夜」の視点は主人公のである。

「街 ~運命の交差点~」の視点は8人の主人公が別々に持ち、基本視線は交わらない。

428の視点は渋谷という一つの舞台を中心におき、6人の主人公が中心を見ている。

最初はバラバラだった主人公の視線が、最後は全員が同じところに向かう。


これが、クライマックスの盛り上がりの要因だと思う。

そして、1つのシナリオを別々の主人公が体験することで、シナリオの細部の伏線まで処理することができる。

映画でも1つのシナリオを別の角度から見ることで新しい発見を見せるものがあるが、428はこの手法をゲームという媒体で上手に表現している。


ゲーム内の時間やシナリオを自由に行き来できるゲームだからこそ、伏線の紹介や回収、ある人物がその行動をとるに至った理由が自然に紹介できるのだ。


映画の場合、しっかりとその場面を映像として残す必要があるため、後から読み返す場合「ここが伏線でしたよ」と強調されているのが分かる。

428は伏線がしっかりと伏線として文章の中に紛れ込んでいる。

気づかなくてもメインシナリオではある程度解説されるし、気づいた人にはより面白く堪能できるようになっているのだ。


YouTube [PS3,PSP版『428』プロモーションムービー]



428は街2ではない
このゲームを好きな人や興味を持っている方の中には「街 ~運命の交差点~」と比較してしまう人も多いだろう。

けれども、先に述べたような点からも分かるとおり、428はサウンドノベルシリーズの続編ではあるが、「街 ~運命の交差点~」の続編ではない。

ZAPPINGTIP、複数主人公というシステムから、続編のように扱われがちだが、作品のアプローチや、ゲームが持つ全体の視点、表現方法が異なることを忘れてはいけない。

そして、あえてそのような挑戦をしたスタッフに頭が下がる思いだ。


映画や小説が好きな方、そしてサウンドノベル未体験の方に「428 ~封鎖された渋谷で~」。
自信を持ってオススメします。



タイトル:428 ~封鎖された渋谷で~
ハード:Wii、PS3、PSP
ジャンル:サウンドノベル
開発元:チュンソフト
発売元(Wii版):セガ
発売元(PS3、PSP版):スパイク
発売日(Wii版):2008年12月4日
発売日(PS3版):2009年9月3日
発売日(PSP版):2009年9月17日
ホームページ(Wii版):http://chun.sega.jp/428/
ホームページ(PS3、PSP版):http://www.chunsoft.co.jp/games/428/ps/

  

*こんな人にオススメ*
○映画や小説が好きな方
○サウンドノベルシリーズファン
○サウンドノベルシリーズ未経験の方
○引き込まれるシナリオをプレイしたい方
○街 ~運命の交差点~が好きな方
○かまいたちの夜が好きな方
○チュンソフ党



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